SHORT STORIES
1000文字前後の短い一話完結ものです。
作品は上にいくほど新しくなります。
ぐるぐると、ぐるぐると……少しずつ点に呑み込まれていく。
家を出る時、人に会う時、ただ通り過ぎる時、その顔に付けている面はどんな表情をしているのだろう。
目覚ましの音が妙にボヤボヤ聞こえた朝、頑張ってズリズリ布団から這い出すと、不思議な事に部屋が大きくなったり小さくなったりしていた。
あなた、何しているの、と前から歩いて来た人が言った。
頭が深々と冷える、そんな夜には温かい帽子が必需品でしょう。
わたしは女優、一度役を与えられると、そこにわたしはいなくなる。