古博の書斎

短編読みきり小説---目次

SHORT STORIES

1000文字前後の短い一話完結ものです。 作品は上にいくほど新しくなります。

ヒメコウゾ

ひひさん、ひひさん、遊んでおくれ。

ある日の猫

猫がいた。

赦す事から始めよう

ぐるぐると、ぐるぐると……少しずつ点に呑み込まれていく。

マッチ棒

ここに越してきて、初めての春がきました。

仮面

家を出る時、人に会う時、ただ通り過ぎる時、その顔に付けている面はどんな表情をしているのだろう。

ある旅人の冒険

目覚ましの音が妙にボヤボヤ聞こえた朝、頑張ってズリズリ布団から這い出すと、不思議な事に部屋が大きくなったり小さくなったりしていた。

まるい心

愛愛愛鎧鎧鎧

根っこたちに捧げる賛歌

あなた、何しているの、と前から歩いて来た人が言った。

夜のそぞろ歩き

頭が深々と冷える、そんな夜には温かい帽子が必需品でしょう。

女優のかたまり

わたしは女優、一度役を与えられると、そこにわたしはいなくなる。

からすのあしあと

からすのあしあと見ぃつけた。

根性大根

ある日、一本の大根が自我を持ちました。

幸せの花

人が幸せの花を手に入れました。