2022年の年賀状です。
相変わらずコロナコロナの一年でした。 果たしてギリシャ文字足りるのかしら……というくらい変異株が目まぐるしく登場して、まだまだ予断を許さない昨今です。
そんな寅年の年賀状は韓非子の故事より「虎に翼」です。強いものがより強くというような意味合いとか。 今年もまた一年コツコツ頑張ります。
2021年の年賀状です。
コロナ、コロナの一年でした。 暗い話題ばかりが目に付くような2020年でしたが、 それでも宇宙に目を向けるとハヤブサ2がリュウグウから無事に玉手箱を持って帰ってきた一年でもありました。 よくやった、ハヤブサ2!
初代の『初めてのおつかい』感を考えると、二代目の老舗宅配業者のような安定感は凄いの一言に尽きますね。
その偉業を讃えて、今回は星座をモチーフにしてみました。お空の牛さん『牡牛座』にまつわるギリシャ神話です。 好色神ゼウっさんが美女を掻っ攫っていく『エウロペ略奪』……元ネタは不穏なので、あくまでもモチーフということで。 ご来光を浴びて煩悩払拭してください。ゼウっさん。
そして、牡牛座にまつわるお話としてもう一つ、牛にされたゼウっさんの愛人『イオ』さん説もありますね。 そして『エウロペ』と『イオ』は両方とも木星(ジュピター=ゼウっさんのローマ名)の衛星なんですよね。 銀河の彼方で愛人侍らせて太陽(=息子)の周りを回る木星(=父親)って……って思います(半笑)
2020年の年賀状です。
令和最初の年賀状は、二匹のネズミさんがイノさんの鼻に乗っています。 昨年は喪中だったためイノシシを描くことができなかったので、友情出演させました。(鼻だけ)
牛さんの背中に乗ってゴール直前にぴょいっと飛び降りたという逸話のため、 何かとズルいと思われるネズミさんですが、よくよく考えるとフィジカル面で言えば十二支の中では最も不利な生き物だなぁと。 バトンタッチという意味で、私のネズミさんはイノさんに運んでもらいました。
2018年も引き続き、ipadでお絵描きです。 アプリのアップデートこそあれど、一昨年までのOSトラブルもなく心穏やかに作画に勤しむ事ができました。
この年、近場から神社巡りを始め、お参りの証に御朱印を貰うようになりました。 中には、神主さんも居ない山深い寂れた所にぽつりとある、そんなお社参りもありました。 調べてみれば由緒あるお社ながら、全国各地には人知れず朽ち果てる危機に直面しているお社が数多くあることにもまた、思いを馳せる一年でした。
そんなご縁もありまして、2018年のお年賀は狛犬さんと、お獅子がモチーフです。
結果、神獣を描くにはまだまだ画力が足らない事を痛感した一枚となりました。 神々しさってどうやって表現すればいいんだろう……精進あるのみ、です。
2017年は、お絵かきインターフェースをPCからタブレット端末に移行しました。
人生初のipad pro 9.7 + Apple pencilのタッグ、素晴らしいです。 さて、イメージは闘鶏でもお馴染み軍鶏さんです。 正月早々鶏同士の血みどろの蹴り合いを描くのはめでたくないと思い、試行錯誤の末、鶏は後ろ姿が一番美しいという結論に至り、こうなりました。 使用ソフトはフリーアプリのMediBang paint、無料とは思えない充実のお絵かきが出来て満足です。
昨年誕生した未申(ミザルと命名)が、華麗に変身いたしました。イメージはもちろん、連獅子です。 使用PC変更の都合で、お絵かきソフトがフォトショップエレメンツ2.0(化石だなんて言わないで)からペインター2016に代わりました。 質感がだいぶ変わりました。
新春三コマ漫画と化した2015年のお年賀です。
テーマ:一年先を見据える → 未の次は申という設定だったのですが、果たしてどれだけの方に理解していただけたかは不明です(半笑) 蓋を開けてみれば新年早々新種の妖怪が誕生しました。でも、妙な愛着が沸いたので、申年にも活躍させようと思い立ったわけです。
2014年の年賀状元絵です。
XPの更新パターンが打ち切られるのにあたり、我が家のPCがWin7に変わりました。 ソフトもペンタブも型落ちして、設定弄り倒して何とか使えるようにするのに三日かかった苦い思い出も今となっては良きかな、良きかな。 そして、馬の脚って難しいと改めて分かった作品です。
2013年は出雲神楽をイメージした作品です。
毛筆タッチのペンで大枠を描いて、指先ツールで色合いを暈しながらちまちまと作品を仕上げていきました。 この前年は職場で色々とごたごた続きで心身ともにタフな一年だったのですが、ストレスは力也みたいなかんじで走り抜けた記憶があります。 因みに、当サイトトップページ用として、蛇に絡まれていないバージョン(下)も作りました。
2012年は書いて字の如く竜です。 空想上の生き物なので、自然の要素と何類ともつかない動物を混ぜ合わせて描いてみました。 何か、大自然の息遣いってこんな感じかなと、正月早々からパソコンの前に陣取ってペンタブ走らせてました。 前年の東日本大震災の衝撃が大きすぎて、あまり賑々しいイラストを描く事ができず、大人しい寒色系の色使いに偏ったわけですが、例年余らせる傾向にあるインク類がバランスよくはけたので結果オーライです。
2011年はウサギさんです。 ほんわかした癒し系童話風の仕上がりを目指したのですが、いざ出来上がってみれば妙に怪しい生物が居ました。 絶対、腹にイチモツもっていそうなタイプ。 プライド高そうな皮肉屋さん、でもやっぱりウサギなので寂しがり屋、そんなちょっと面倒くさそうなところが可愛いとか騒がれる系。 ええ、自分の売りをしっかり理解して、ちゃっかり旨味をゲットする奴です、きっと。
実はシルクハットと燕尾ジャケットの質感に密かに拘っているのです。
2010年は虎の顔です。 燃え上っています。 炎をモチーフに、虎っぽくなるように試行錯誤した記憶があります。 この頃の職場はとにかく連日ハードで、心身を奮い立たせていた頑張っていましたが、正直かなり限界にきつかったです。
ちょうど、この時分ポストペットもやっていたので、お部屋の背景用に手直ししたりと、色々転用していました。
2009年は丑です。 この年から作画スタイルがガラッと変わったと自覚しています。 やんわりほんわり雰囲気重視だったはずの私の絵が、この年を境に妙にアグレッシブになっていったなと後々振り返って思います。 お仕事諸々色々あって厳しい一年でした。 そういう意味において、とても印象深い一枚になりました。
黒一色で描いたのは、たぶんこの時が最初で最後です。