ファンタジー小説
裂けた大地の物語---補足
- グランドウ
- 森霊たちの祖と崇められる伝説王。
世界の根幹に関わる偉業を成し遂げたと伝えられているが、多くの謎に包まれている。
- ゼスベル
- グランドウの正統な血脈を引くも王権を与えられない王族の子。
権力欲の欠片もない冒険好きな自由人だが、稀代の魔力を有す者として警戒されている。
- グロラス
- グランドウの正統な血脈を引く王族にして、日没の森の現王。
典型的な森霊気質の持ち主で、はみ出し者であるゼスベルを何かと敵視している。
- グラニアス
- グロラスの息子。
王族の中でも特に有望視されている若者。
父親同様、森霊気質ゆえにゼスベルと敵対するが、互いに影響しあう仲でもある。
- グロリア
- グラニアスの妹。
正統な血脈の王族でありながらゼスベルを兄のように慕う天真爛漫な娘。
- グラニオ
- 日没の森の前王。
グロラスの父。
森霊気質ゆえに在位の頃からゼスベルを蔑視しているが、反面その潜在能力には一目置いている。
- ガラ
- 夜光の森の森霊。
ゼスベルの気の置けない友人。
探究心旺盛で豪胆な気性の持ち主。
やや型破りな傾向にはあるが正義感が強く、驚く程の行動派。
- セクルート
- 大地から切り離された孤島で、健気に生きる天涯孤独の少年。
好奇心旺盛で素直な性格から、ゼスベルの事を『不思議な目』と呼んで慕う。
- マグレオン
- 石の魔術師。
通称、石の老と呼ばれ、地質の研究を生業としている。
気さくで人当たりも良いが少々頑固でもある。フェルドベンの長年の喧嘩友達。
- フェルドベン
- 風の魔術師。
通称、風の老と呼ばれ、環境の研究を生業としている。
その一環としていち早く嘆きの時代の到来を予見、その影響を危惧している。
- ラスタム
- 森霊と人間の血を引く娘。
幼少期にフェルドベンに拾われ、弟子として魔術師の修行に励む。
植物を育てる事が得意だが、潜在能力は多くの謎に包まれている。
- レクヤーマス
- 言の魔術師。
通称、言の老と呼ばれ、古今東西の言語研究を生業としている。
朋友フェルドベンからラスタムを預かり、ダイオンと共に弟子として面倒をみる。
- ダイオン
- 森霊と人間の血を引く少年。
幼少期を過ぎても魔力を現さないため森霊と認められず捨てられたが、言の魔術師レクヤーマスに拾われ弟子として育てられる。